- 2010-02-20 (土) 1:54
- 保育所風の子の徒然
保育所風の子の遠藤です。
毎年、10月になると、ある同じような電話(またはメール)がきます。
『○×大学に通っている、~~と申します。
大学のゼミで、経済(または福祉)について研究していて、
世の中の待機児童の問題を解消するには、
どうしたらいいだろうと思い、
自分たちで託児所をつくる(企画してみる)ことにしました。
そこで、(無認可の)経営についての
お話をうかがいたいのですが・・・』
大学がちがったり、専攻がちがうだけで、大まかな
内容はいつも一緒です。
まぁ、大学生が、世の中のことを知ろうと、また、社会の
役に立てないかと、一生懸命、勉強しているなら、
よろこんでお話できることはしますよと、今までは
お返事してきたんですが、
なんだか、年々、おかしなことになってきています。
大人(社会人)でも、待機児童があふれて、保育園を
利用できずに困っている母親がたくさんいる、
じゃぁ、託児所をつくろうじゃないか!と、
個人や法人が新規に保育事業にのりだす世の中ですから、
学生さんの間でも、
「待機児童って問題があるんだって。
キャリアウーマンの母親たちが社会進出をはばまれて
困ってるそうだよ」なんて話になれば、
託児所がもっとあったらいいんじゃない?
自分たちでつくれるものなのか、研究テーマにしてみようと
思うのもムリはないんですが、
(それを、基本的には無謀だとは思いません)
こうも毎年、毎年、同じテーマで、同じゴールを目指す
学生が、よく出没するもんだなぁ、
と感心してしまいます。
入口は一緒でも、もうちょっと違う、学生ならではの
思い切った切り口も見せてほしいところですが、
まぁ、そこは口出しすることろではありませんね。
最初は、結局、どのようにまとまったのか、
お礼がてら聞かせてくれるような気が利く学生がいたらいいなぁ~、
ぐらいに思っていたんですが、
だんだん、自分たちの聞きたいことをメールで
一方的に投げかけてきて、
その質問のつながりが分からないので、詳細をもとめると、
ぷつっと返事がこなくなることが、
ここ何年か当たり前のようになってきていました。
・・・そして今年、というか先日のこと。
『○×大学にかよう者ですが、ゼミで待機児童について
研究していて、
自分たちで託児所をつくろうということになって、
話を聞きたいので、
(すぐ近くにいるから)今から行ってもいいですか?」
という電話が、
お子さんたちのお迎えが一番、集中する時間帯に
重なるように、かかってきました。
「今すぐですか? 事前に連絡ももらってないし、
今は忙しい時間だからムリですねぇ。」
「では、(今から)電話で質問にお答えください」
「いや、だからぁ、今すぐは、連絡ももらってないし、
ムリですって。
お手数ですが、あとで連絡をあらためてください。
日程を決めて、それからだったら、できるかぎり
協力しますから」
「だめなんですか?分かりました・・・」
わたしは、そんなに、がっかりさせるような
物言いはしなかったと思うんですが。
・・・それから1時間ほどして。
「すみませ~ん。パンフレットなどありましたら、ほしいんですが、
ありますか?」と、若いおねえちゃんが、ご来園。
「?」・・・最初、とっても若いお母さんだなぁと思ったんですが、
なんだか様子がぎこちない。
(あれ?お母さんじゃぁなさそうだな~)「すみません。
どのようなことで、うちのパンフレットがいるんですか?」
・・・(相手)、しばらく口ごもる。
そしたら、突然、壁のカゲから、もうひとりが出てきて、
「あのぉ~、あたしたちぃ、○×大学にかよってるものでぇ。」
「あぁ~、さっきの!(電話をかけてきた子たちかぁ)」
「そうです。電話で話を聞くのもダメって言われたんでぇ、
パンフレットをもらいにきました」
即効、ことわりました。
いや、学生だということ、ゼミで研究しているということを
疑って、出し惜しみしたわけではありません。
女の子たちは、しきりに
「電話した、電話したのにぃ」と言ってましたが、(苦笑)
わたし個人としては、とても悲しく、
今でも心に大きくひっかかっています。
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