- 2009-11-11 (水) 9:59
- 時事・子育て社会
保育所風の子の遠藤です。
先週末、お預かりのお子さんの中に、とうとうインフルエンザ
発症者が1名出たあと、
現在は、2名が陰性ではあるものの、おうちで経過観察中です。
まだ、(乳)幼児への本格的な感染拡大はこれからという話も
ある中、
保育園内は、インフルエンザの心配より、おたふくなど、ほかの
感染症の流行りにのっているところがあります。
今年は、例年にくらべてというか、開所以来なかったほど、
園内での感染症の発症数が、本当に多い年です。
当たり前といえば、当たり前ではありますが、世の中の流れに
のってしまっています。
これまでは、規模が小さいからできたこともありますが、
それでも、保護者ともども互いに理解、協力しあって、
最大限、出さないことを心がけてきました。
それが、今年は出ている。なぜか?
新型インフルエンザが出たような年だからね~とかいうのは
理由にしちゃいけないなと思うし、
お子さんたちに対する体調管理の在り方や、保育者の意識と
行動にちがうところがないか、
当たり前のように思ってしまったことを、当たり前にせず、
今年は、保護者のみなさんと共通理解をもてていたのかどうか
具体的にふりかえっていかなければなりません。
ここからは、先日書いた、
保育所運営費負担金の減額?保育所難民をなくす公立保育園だからできる「慣らし保育」の実現
のつづきです。
保育園でお預かりをしはじめたばかりのころの、お子さん
たちにかかるストレスを、
少しでも減らしていくために、慣らし保育にもっと力を
入れるべきだという論文どおりにするには、
今の保育制度では、ムリがたくさんあるんですよね。
まず、単純に、認可保育園は、原則、「保育に欠ける」
(都市部だと、主に働くお母さんがいる家庭)を対象
にしかお預かりをしませんね。
働いていないと預けられないわけだから、
預けた時点で、すでに、「働く立場」だけで考えたら、
就業時間をムシされたような
短時間の慣らし保育はのぞましいものではありません。
では、お子さんたちを保育環境に慣らすことを優先して、
働いていなくても預けられるような託児所に、
まずは預けたら、問題は解決するかというと、
働いてもいない状態で、金銭的負担も大きな託児所に
預けることは、
できるかぎり避けたいご家庭も多いのが当然です。
お子さんへの教育投資に近い感覚でいてくださると
いいのですが、
まだ正直、保育園に、そのような目的で預けるという
考え方が、
お母さんたちの間に、根付いているとは言えません。
保育制度が、そのような考え方をしていないので、
根付くわけもありません。
このような状況の中、
親の働く立場を優先するのはどうなんだ、こどもの権利を
しっかり守ることこそが、
保育のあるべき姿だという議論はつきないけれど、
わたし個人としては、今の慣らし保育の制度のまま、さらに
短時間の慣らし期間を義務付けるならば、
働きはじめた親の立場も、そして、こどもの保健もどちらも
担保できる方法はないかと模索したいところです。
個人的には、これまでの慣らし保育は、慣習化された
悪習だと思っています。
やらなければならない根拠があって、理解して行なわれていた
ものではないと感じます。
そうじゃなかったら、園や保育士によって、期間が読めない
ような制度にはならないし、
たいした説明もせずに、まずは、はじめてから様子をみま
しょうなどと、
保育が欠けていることを前提に預かる保育園の根幹を
ひっくりがえすような処遇になることなど、
わたし個人としては考えられません。
ただ、お預かりするお子さんの年齢や、背景によって、
慣らしが必要な場合は、必ずあります。
であるならば、運営費への負担金が出せる、とくに公立の
認可園こそ、
まずは、保護者の就業前の慣らし保育を担い、それから
いろいろな保育事業体を選択肢にもてるような
保育制度をみなおしていってほしいなと思います。
そうしたら、大きく変化していくことが必ず出てくると、
個人的につよく思います。
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