- 2009-11-03 (火) 9:53
- 時事・子育て社会
保育所風の子の遠藤です。東京八王子から発信しています。
今朝お預かりした、ひとりのお子さんは、まだお母さんから
離れることに慣れていません。
正確には、ママのおっぱいから離れることに慣れていない
といったほうがいいかもしれません。(笑
今日は、早起きをしたそうで、お母さんと離れるときには
さみしさと、眠さで、ちょっとパニックに。
ながいこと泣きつづけ、お外に出て気晴らしをしながら、
ようやく先生の背中で眠りにつきました。
今日の新聞報道の中に、何かと話題の行政刷新会議が
どうやら具体的に動きだした旨の報道があります。
無駄な予算削減のための事業仕分けをしたところ、
仕分けた中に、保育所運営費の負担金の項目が入っていて、
それについての厚労省の言い分が、
「保育単価が過剰で、引き下げる必要がある」とのこと。
記事の詳細については、WEBで観ていただくとして、
平成20年に保育所保育指針が改定されたのは記憶に新しい
ところだと思います。
しばらくなかったような大きな改定に、現場がゆれてましたね。
その保育指針改定の一翼をになったと言われる
「保育預かり初期のストレスとSIDS危険因子の
関係について」という、
SIDS(乳児突然死症候群)についての調査をした
小児保健についての論文があります。
LSFA-Children’sという、乳幼児の事故対応を専門と
した応急手当プログラムを普及する団体のサイトに
その論文がありますから、ぜひ、保育に従事する人間は
ダウンロードして読んでおいてくださいね。
http://www.ne.jp/asahi/master/lsfa/midashi2.html
ザックリと一部を要約すると、
これまでの約15年間のうち、保育所内で、SIDSと診断されて
お亡くなりになったお子さんたちに対する、日本ではじめての
聞き取り調査だということ。
それによれば、お預かりしてからの、最初の1か月以内に、
SIDSの約30%の発症が認められており、
お預かり初期の、環境の変化が、お子さんたちにストレスを
あたえる、その心身への影響を憂慮し、
慣らし保育などといった、少しずつ新しい環境にお子さんたち
を慣らしていくような施策が、より重要だということ。
http://www.ne.jp/asahi/master/lsfa/midashi2.html
・・・
論文の、この提言によって、保育指針の中で、預かり初期に
対する注意が具体的にもりこまれました。
今までにも、保育園には、慣らし保育というものがあったわけ
ですが、
じゃぁ、このような論文で、慣らし保育の大切さが実証された
わけだから、
そのまま、さらに、その慣らし保育を充実していけばいい!か
というと、そうでもないなと個人的には感じています。
そもそも、保育園の慣らし保育は慣習化してしまって、
根拠もなくバクゼンと行なわれているところもあり、
そこは、もう一度、見なおしていかなければなりません。
でも、同時に、冒頭で話をしたような、
お母さんたちから離れることに慣れていないお子さん
たちに対する、初期のストレス軽減対策も、
制度的なところから、考えていくことは大事なことです。
そういったことを分かって、これまでの、国や市町村の
保育所運営費負担金が適切であったのかを、
ぜひ、見なおしてほしいところです。
ただ決まり通りの保育園をつくることに対して、ヤミクモ
に配り歩いて、
今になって、過剰だったなんて思われるような負担金だからこそ、
反対に、明確な役割をもってできることが、実はあるんです。
もうちょっと、次のブログにつづきます。
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分かりやすい
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