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子育てと子どもの診かた Archive

梅雨と脳内酸素量と、子どもの体調やら大人のこころ

おはようございます。保育所風の子の園長、遠藤です。
今朝の八王子は雨。
ようやく少し梅雨らしい天気が先週末からつづいています。
 ボクは、昨年、一昨年ぐらいからこの時期に喘息に悩まされます。
あまり記憶にはありませんが、子どものころ、小児喘息がひどかった
らしく、大人になってからも肺炎を繰り返したり、気胸(肺に穴があく
病気)になったりと、体質的に呼吸器官がよわいようです。
 この時期は、急に暑くなったり、湿度が高くなったり、雨が降ったり
降らなかったりと、子ども達も体調をくずしやすいですね。
 天候が落ち着かないから、しかたがないか・・・なんていう話で
終わらせがちですが、
そのような目に見える病だけではなく、全体に子どもの集中力も
散漫であることが多いように思いますし、やっぱりイライラしている
ことも多いかもしれません。(外に出ないことが多いから?いえいえ・・・)
 子ども達が体調をくずすのは、寒い暑いだけの気温の影響だけ
ではないように感じるようになりました。
 たとえばこの季節の気圧と、子どもの血圧(測ることなんてない
ですよね・・・)の因果関係とか、体内や脳内の酸素のいきわたり
ぐあいとか調べてみる価値があるように思います。
 気圧は、人間のカラダに大きな影響を与えることは、よく知られて
ますからねぇ。
もし、そういったことに詳しい人、何か情報をお持ちのご両親など
いらっしゃったら、ぜひ、ボクに教えてください。
 最近は、一般家庭用に普及している血圧計も、小さく便利に
なりましたから、体温などと一緒に記録をつけるのもいいかも
しれません。 (ちょっと購入を検討してみましょうかね)
 さて、昨夜、「明日の記憶」という映画をテレビで見たせいでしょうか、
今朝は、何ともいいようのない、ちょっとした喪失感があります。
(たぶん、寝不足なんですが・・・笑)
 自分の意思ではどうすることも叶わず、自分が自分でなくなること。
明日が見えない不安。
幸いなことに、今のボクに、そのような不安はありません。
 それだけに、今日、そして今、こうして子ども達の笑顔に出会い、
積み重ねていく縁を、ひとつひとつ大切にしたいと思わずにいられ
ませんでした。

水遊びデビューの楽しみ方

保育所風の子の園長、遠藤です。
園のお知らせにも書きましたが、育児雑誌 月刊ベビモ7月号に
「保育士さんに聞きました」ということで、水遊びに関して
ボクからのコメントを掲載していただきました。
一番に強調したことは、やはり水あそびの安全対策ですが、
もう1つは、特に今年の夏、お子さんがプールデビューだぁ!
というお母さんや、お子さんの水ぎらいを克服させてあげたいと
意気込んでいるお母さん、
「どうやってあそばせたらいいんだろう・・・」と、あまり悩まずに
ゆったりと楽しんでくださいね、というお話です。
お家でのプール事故で、一番多いのは、やっぱりお母さんが
目を離したすきに起こった溺水でしょうか。
プールの中の水の深さが、ほとんどなかったから大丈夫だろう、
とか、立てる・歩けるようになって、手をそえる必要もなくなった
から大丈夫だろう・・・
そんな安心感から、つい電話に出てしまった、家事のやり残しを
片付けていた最中に事故が起こった。。。
こんなケースがあります。
(極度に酔っ払った人ではありますが)道端にあった、鼻が
水につかる程度の深さしかない水溜りで、
健康な大人が溺れ死んでしまいました。
子どもであれば、尚のこと、プールの中に残った深さ、たった
2センチの水で、十分に溺れます。
子ども達は、誰もが水あそびは大好きですね。
きっと今年もプールは、最上の遊び場となることでしょう。
かなしい出来事が起きることのないように、最善の注意を
払いながら、、、
さて、大人も子どもたちに交ざって、どうやって楽しもうかと、
風の子のスタッフ一同、秘密会議にご熱心な様子です。

クリスマス会のウラ話(3):英語教育編

今回は、僕が考える『英語教育の与え方』についてお届けします。ちょっと固い話になりますが、ぜひお聞き届けください。
(この他にも、クリスマス会のウラ話(1):賛美歌編と、ウラ話(2):サンタクロース編をお楽しみくださいね)

上の写真は、今回、保育所風の子のクリスマス会で行なった英語保育の風景です。日ごろ、なかなかお母さんたちには
英語保育の風景をお見せできないので、この機会に、子ども達が楽しんで取り組んでいる様子を見ていただこうと企画しました。
最初に理解していただきたいのは、保育所風の子で行なっている英語保育は知育ではなく、『人格の形成教育』の一環だということです
「知育」ではない、というのは、けっして子ども達をバイリンガルにするためでも、先々の英語教育に間に合わせるために、
英語を覚えこませることを目的としたものではないということです。・・・ただ、正直な話、このあたりは長年の迷いがありました。
僕自身は、(何度か書いたこともありますが) 幼児期の子ども達の知育・早期教育といったものを肯定していますし、
また、時代背景を考えるのであれば、「英語を習わせるべきか?」と迷うのであれば、何らかの形で機会を与えてあげたほうがよいと感じています。
そして、今どきの保育園事情を考えれば、白人系外国人の講師を子ども達の前に立たせて、日常的に英語漬けにするような環境をつくったほうが
世のお母さん方にはウケがよいことも知っています。(笑)
それでも、外から講師の先生に来ていただくことに決め、また大手の英会話スクール数社と交渉を重ね、数度にわたり実際のレッスンを試みた結果、
今の、日本語を話す、(原則)日本人の先生にきていただくことにしました。
そのわけは? (あなたであれば、どうしますか?)

子育てのワガママに応える。お互いの節度が大切

先日、仕事仲間と会食し、その中で話題になったことです。
『お母さん(保育園の利用者)が、朝、熱の出ているお子さんを連れてきたとき、園としてお預かりをするべきか、お預かりはしないほうがよいのか。』
この日記は、母親としての立場がある方か、これから・・・という人が読んでくださっている割合が高いわけですが、そんな皆さんだったら、どうしてほしいでしょうか。。。
保育園にお子さんをお預けになられているお母さんたちの中には、『子どもが熱を出したからといって仕事を休んでいては、
会社を辞めさせられてしまう』と必死の方もいらっしゃって、ときにウソをつかれるお母さんもいらっしゃいます。(ウソと決め付けちゃぁいけないですね)
朝、起きぬけのお子さんの体調を診たときと、園に連れてくるまでに変化のあったことに、慌てていて気づけないお母さん。
さて、こういったお母さんたちが居ることも考慮して、お預かりさせていただくときに、お母さんの目の前で体温をはかって、
「あっ、熱がありますねぇ。これは何々ですから、このまま帰って家でお子さんを看病してあげてください」と、あっさり帰してしまうことが、
保育園のあり方として正しいのでしょうか?
僕の個人的な考えの中での、保育園のあり方とは、『お母さんたちの子育てのワガママに応える』ことだと思っています
「ワガママに応える」って言うと、また誤解が生まれそうな言葉ですね。(笑)
ここで言う「ワガママ」とは、たとえば、『子育てや家事があるけど仕事がしたい』、『親だけど、子育てから離れる時間がほしい』、
『園に送って行くぐらいの時間はつくらないといけないだろうけど、忙しいから、できれば送迎してほしい』
・・・といった、保育園に預けることを考えるにいたって、一般的に「親の愛情が必要な時期の多感な子どもを振り回す」と
忌み嫌われ、お母さんたちが少なからず一度は悩むこととなる、『大人の事情』というやつですね。
こういうと、保育魂・福祉魂にあふれた方々には、「じゃぁ、そんな大人の事情に振り回された子ども達のことは
二の次・三の次で、お金さえもらえれば、子どもがどんなに可愛そうな立場でも預かるのか!子どもたちのためにならないじゃないか」と
強いお叱りを受けるかもしれません。
そうなんですよね。
何でもかんでも依頼を受けてしまうのでは、巷でいうところの、利益優先主義の「保育サービス競争」となんら変わらなくなってしまいます。
僕も、子どもの立場や福祉という観点がなくなってしまっては、それでは本当の「保育」とは呼べないと思います
そこには、お母さんたち、そして僕たち保育園側双方の『(社会的)節度』といったものが、とても大切だと感じています。
この節度というのは、僕らの立場からしたら、保育・子育て支援をさせていただく上での理念と、そしてお子さんの命をお預かりさせていただく、
その専門性に裏打ちされた技量がある・なしといった、自分自身、または園全体への見極めだと思っています。・・・これがまた、むつかしいんですけどね。
そして、お母さん方やお子さんたちには、当園の職員のことを「先生」と呼んでいただいてます。
実際、小さな小さな保育園ですから、先生なんて呼んでいただくのもオコガマシイところはあるんですけどね。(笑)
でも、僕は『甘えることと甘えられること』と、『頼ることと頼られること』は、似て非なるものだと考えています
必要としてくださることに対して応えることとは、安易に甘えていただくことではなく、お互いに信頼と信用の上に成り立ち、
隣近所でのお預かりとは違う、いい意味での緊張感のある関係を築くこと、築いていただくことを必要とするものではないでしょうか。
そういった理念のもとに、少々の熱があっても、連れて来てくださったかぎりには、お子さんの命も守りつつ、
お母さんの立場も考えることのできる保育園というシステム、そしてコミュニティをつくりながら、自分たちも精進していきたいなぁと思っています。

よい保育園の選び方10か条 (その一.)

 保育所風の子の園長、遠藤です。
12月に入ると八王子市に来年度の認可園入園申し込む時期ですね。
検討していらっしゃるお母さん方は、もうどこの園を申し込むか決めましたか?
保育園を選ぶ上で、厚生労働省から出てる『よい保育施設の選び方 十か条』なるものが参考にされることが多くなりましたが、
僕から言わせると、これはお役人的発想から書かれているものなので、あくまで「ご参考程度」に。(笑)・・・って怒られるかな?
よい保育園とは、預けられる子どもたちがこころ穏やかに、たのしく遊べる環境づくりができているところ、
そういった環境づくりに力を入れられる保育士が居て、保育理念をもっている保育園が、全てに良いところだと思われているふしがあります。
保育園とは全てにおいて子ども達のためにあるというわけです。
そしてお母さんを対象に支援することを、「子育て支援事業」とか、「保育サービス」などと、まるでオマケのようにして、保育園の保育とは切り離して言い分けているところが多いのではないでしょうか。
どこどの保育園がよくて、どこどこの保育園が悪くて・・・とか、うちが一番だとか、そんなことを言うつもりはありませんが、
ただあえて、保育園を選ぶ上での10か条というものを考えるのであれば、第一に、お子さんについての不安を解消することばかりを気にするのではなくて、
お母さん自身にとって、どのような保育園か!という視点を必ずもってほしいと僕は思っています。
保育園に預けるといったことが話題にされるとき、ましてや、お母さん自身の気持ちを基準におくと、
『親の都合で振り回される子どもの身になりなさい!』なんて声が少なからず聞かれます。未だに・・・です。
子どもの命や成長が天秤にかけられる保育園選びにおいて、ものを買うときのような便利さだけを求めることは、たしかに究極の間違いです。
でもしかし、まだ多くのご家庭において育児の最前線にいる母親の都合や気持ちなくして、どうして保育園選びができるのでしょうか。
預けられた子どもの気持ち、預けられた先での子どもを見守る環境についてだけ配慮され、預けるにいたった親の都合をぬきにすることは
子育てと、保育園の保育を全てにおいて切り離しすぎた考え方に他ならないのだと僕は思えてなりません。
親から離されて、かわいそうな子どもたちを少しでも幸せな気持ちにしてあげられれば、いい保育園だなんて預かる側の大きな思い上がりです。
子どもたちが成長する過程における責任は、常に家庭、親にあります。
でも、その「責任を負う」とは、全ての子育ての役割を家族や母親が単体で背負わなければならないものではありません。
保育園とは、長時間・短時間に関わらず子どもたちが親から離れ過ごしている時間があったとしても、最後に帰る家庭での子育て、
その子育ての切れ間と切れ間を、よりよくつないでいくリレーのバトン走者のような役割を持っています。
そういった意味で、保育園の保育そのものが、立派な子育て支援だと言うことができ、親の都合に合わせて、いろいろと形を変えるべきものが
保育サービスであらねばならないのだと僕は感じています。
だから、『よい保育園選びの10か条のその一』には、親の立場に立って保育をしてくれるところを、ぜひとも考えてください!
そして、選ぶ側であるお母さんたちは、頭の片隅に『子育ての責任』のもとに立って、保育園に甘えるのではなく、“頼る・手伝ってもらう”つもりで
よりよく保育園を、お子さんと自身の子育てのために活用してくださいね。

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