- 2010-04-03 (土) 0:09
筆者紹介
遠藤 ノボル(えんどう のぼる):
・子育て応援NPO 保育所風の子 代表理事
・ホリスティックフットセラピー協会 会員
・有限責任中間法人日本治療協会 会員
・LSFA-Children’s (乳幼児向け応急手当プログラム)
インストラクター
保育士 & ボディワーカー。
子どもたちの安全を守る乳幼児向け応急手当プログラムに通じると同時に、積極的に子どもの心とカラダの健やかな育ちをうながす支援に必要な、保育のあり方を求めて、生理学・整体を学びました。
保育と整体師としての経験から、「目の前にいる子どものありのままを見るための、大人の意識のあり方」を大切にすることを心がけています。
保育所風の子の園長、遠藤と申します。
子育てや保育というものを、たくさんの人がさまざまに表現なさっています。
たくさんの人が、いろいろな言いかたをしているのだけども、
そこに共通するのは、
「子どもの気持ちを察し、子どもの考える力を促し導くこと」などというような、どちらかというと、目に見えない子どもの心を見ていく大人の力、
それを『愛情』と言い換えても差し障りないかもしれませんが、そんな力やテクニックが求められてるってことだと、個人的には感じています。
親と子ども、保育者と子どもの間に生まれる「心情を大切にする」ということが主なんだけども、そういった見えないものを、見つづけようとすることが、反対に、見えているものを見えなくしていたり、
見ようとしないから見えない、
そんな現象が、子育てや保育をしている親や保育者に多いことも、ずっと感じてきました。
子どもの心情は、まず子どもを見て、子どもの声を聞いて感じるものなんだけども、人間の視野って、本人が思っている以上に狭いんです。
でも、見ることよりも、聞くことよりも、心情を感じようとすることを優先するあまりに、起こるべくして起こった、子どもの行動の背景や理屈をないがしろにしています。
子どもに対して眼で見えるものを、もっと見ようとし、見えたものに対して必要な行動をとる。そんな当たり前とも言えることを忘れてはならないのです。
それから、最近、母乳育児や、布おむつの使用が見直されています。
食育を発端としたロハスやスローライフの子育てブームから発しますが、このごろは、西洋医学を基礎にした免疫学の科学データなどによって、卒乳は3歳ぐらいまででよい、とか、歯科学では離乳食を1歳半までに完了すればよいなどといった、
子育てに悩むお母さんたちを追い立てないばかりか、近年のゆっくり目のペースの子育てを、より推し進める動きすら活発です。
科学的に裏付けられるということ自体は、とてもよいことです。
それは間違いがありません。
子育てに悩む母親たちが、慌てず、子どもと向きあいながら、よりよい道を探して育てられる時間が、子育てにもあることを知るのも、よいことでしょう。
しかし、「人間の子ども」というひとつの生物が育つ道を、医学的・科学的に正しく示そうとも、実際にひとりの子どもが、人として育つ環境や親との関わりによって歩む姿が、データが示す道と全て同じでいいはずがないと、あなたも思うことでしょう。
親は頭に汗をかき、自ら考え行動し、
できうる手の中で修正し、ときには短い時間の中で子どもの育ちに対する適当な答えを、統合的に、総合的に導き出していくことも必要です。
それが親の責任なのだから。
※ホリスティック育自学の探求とは、
子どものことや、子育てのことを語ろうとするとき、「発達心理学」という学問が基本になっていることが、たくさんあります。
どちらかというと、心理学というひびきに、『心理=子どものこころの働き』ばかりが注目されますが、子どものカラダは、こころとともに、どのように働き、成長していくのかといった生理学的要素がつよい学問だと思います。
子育てというのは、子どもしか持ちえないもの、そして親子でしか持ちえないもの、そういった神秘性に富んだ現象をたのしみつつ、
子どもたちが生活していくこと、大人になっていくことの中で、必ずこころと、カラダの中で起こる活動を医科学的に理解していき、
子どもと子ども、子どもと大人、子どもと家族、子どもとあらゆる社会の中で、引き出してあげられるカラダとこころの働きを見つめつづけること。
そのような子育てをする意思をもつこと、このような子育てができる環境をつくっていきます。
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